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Victor Audinot（ヴィクトル・オーディノ）
フランス・パリ 1934年製

ボディ長：355mm

ラベル・サイン表記
『Vor Audinot. Mourot Luthier Pari 1934』

Victor Audinot（1870 - 1943）
優れた製作家として知られるVictor Audinotは、始めミルクールで活動していましたが、後に活動の拠点をパリに移します。
彼の息子たちが常に仕事を手伝っていたものの、すべての作品を手作りで、また完璧なクオリティーで仕上げていたと言われています。
ストラディヴァリ、ガルネリ、アマティ、セラフィンなど、オールドイタリアンの名器に忠実に製作された彼の作品は当時、多くの演奏家や批評家からの賞賛の対象となっていました。

この楽器はガルネリモデルで、ご覧の通り良質な木材が使用され製作精度の高さが伺えるプロフェッショナルな作品です。
艶があり深みのあるレッドニスで仕上げられており、経年による濃淡の表れによって神秘的な逸品となっております。
フィッテングパーツはローズウッド材で、ボディカラーと統一感がありよくマッチしています。
モダンフレンチらしい仕上がりでとても上品なヴァイオリンです。

音色はイタリアンのように明るく華やかで、フレンチらしいシルキーさも感じられます。弾きやすく満遍なく良く鳴るポテンシャルの高い楽器です。

本格的なヴァイオリン（モダンフレンチ）をこの機会にいかがでしょうか。
これほど美しい作品にこの価格で出合えることは、今後ますます少なくなっていくと思います。

一通り調整済み（駒調整、ペグ調整、魂柱調整、磨き、クリーニング、全体調整）になります。
ペグ穴はブッシング済みです。
表板のクラックは写真のように魂柱パッチ・クリーツで内部から完全に修復されております。

調整・メンテナンス済みですので、チューニングしていただければすぐにお使いいただけます。

専門店参考価格 130万円～